- 短い時間で狭い範囲に取り組もう
- 解けない問題を捨てることで、とれる問題に向き合う時間を作る
「絞る」ってどういうこと?
よほどの勉強時間を確保できる人か、よほど飲み込みが早く1回でできるようになってしまう人でない限りは、基本的に勉強時間は足りません。
だからこそ取り組む範囲を絞っていく必要があります。
要するに、全部はやらない、短い時間で済ますということです
勉強できる時間は限られています。あまり集中が続かない人ほど、勉強のために使える時間や集中力は少ないです。
まずはそのことを念頭に置いておきましょう。
だからこそ全部を教えることはできないので、その子にとって効率よく点数を上げるために、正解をとりに行く問題を絞ります。
日常会話でも「こいつ全然わかってねぇな」と感じることはないでしょうか?
日常会話ではごまかしてしまってもいいのですが、勉強ではそうはいきません。
伝わっていない言葉があるとその内容も全部伝わらないことになってしまう可能性もあります。
指導者目線のことになりますが、もしも伝わらない言葉に気づけたら(というか積極的に見つけに行って)、それを伝えておきましょう。
最初は大変かもしれませんが、自分が使える言葉を増やしていくと後々の学習がやりやすくなります。
学習内容の絞り方
例えば数学ではすべての問題で計算能力が必要になります。
だから数学で計算能力は最優先で身につけなければなりません。
また、理科では化学の内容は1年生から3年生までつながっていますので、ほかの分野は苦手でも、化学だけは押さえておいたほうがいいです。
最初にも書きましたが、勉強時間は限られています。
簡単でとれる問題をおろそかにして、頑張っても取れない問題のために四苦八苦するのはもったいないです。
せっかく頑張ったのに、✖だらけで点数も上がらないなんてそりゃあモチベも下がりますわ。
難しい問題にトライすることを捨てることで、基礎を固められるようになり点数も上がります。
最後に
当たり前のように使う言葉ですが、1回やったことは簡単にはできるようにはなりません。
しかし、学習計画を立てるときは何度も繰り返す時間をついつい忘れて1回通ることを目標にしがちですし、そうでなくても途中から「しんどくなってきたから、とりあえず1回通れればいいや」と下方修正してしまうこともあります。
ギリギリ出来ることは固めておくべきです。