勉強が好きでも点数がとれるわけではない
勉強が嫌いな人から負けていく世界
勉強好きにしたいという思い違い
あまり勉強してこなかった保護者の方ほど勉強の方法や勉強への向き合い方がわからないことが多いです。
学年順位でトップクラスの生徒たちにも勉強が好きという生徒は少ないです。
それでも好成績をとれているのは単純にたくさん勉強してきたり、要領よく勉強してきたからです。
好きでもないのにやり続けてきた理由があったり、要領よく勉強してこれたんですね。
親に言われて仕方なく勉強しているという生徒も少なくありません。
生徒たちはそれに対して、理不尽な何かを感じていることもあります。
そういった生徒は見せかけだけを良くしようとして勉強しているふりをします。
そして成績が上がらなくても、「いつも頑張ってここまで成績を上げられました」、「頑張ったけど今回は難しい範囲だったから伸びなかった」という言い訳がうまくなっていきます。
学力を上げてほしいので、目的と結果が結びついていませんね。
せっかく塾に来ているのに、授業中も話を聞いていない生徒はいます。僕には話を聞かせる技量がなかったということでもあり恥ずかしい限りなのですが、よくよく確かめているとどの先生の授業もあまり聞いていないようでした。
定期テストが近い、この小テストだけでも合格しよう、などと先生たちもあの手この手で対応してましたがあまり成果はありませんでした。
ほかの生徒さんもいますので一人だけに労力を割きすぎることもできず結局どうすることもできませんでした。
僕が無力であることと同時に、生徒がそうなってしまうと本当に手の施しようがなくなることもあります。
【勉強嫌いから負けていく】
皆さんも経験があるのではないでしょうか?
早く勉強しなさい!宿題はもうやったの?テストも近いのに遊んでて大丈夫なの?
こういった言葉をかけられてイライラして、逆にやる気なくしたなんて経験を。
勉強が嫌いになる理由は上記以外にも
学校の先生が嫌い、小さいころから予習しすぎている、内容を勉強する前に問題を解き始める
といった理由があり、統計を取ったわけではないですが、内容が嫌いというのはあと付けの理由であることが多い印象があります。
とにかくいろんなところから嫌いになる理由を探してきて勉強しなくていい状況を作ろうとしてきます。
こうなってしまうと、元に戻すのにかなり大きな力が必要になってしまいます。
勉強で一番大事なことは、前に進めようとするのではなく、前に進む妨げになるものをいかに取り除けるかです。
親の言い分だけでなく、子どもの言い分も組み込んで約束事を決めておきましょう
例えば
・毎日1時間はやるけどいつやるかは自由に決める
・昨日勉強した内容を伝える。それまでは親から勉強に関する話をしない
などです。
あらかじめ約束事を決めておくと子どもも怒られることに対して納得できるので余計な反発が生まれることはありません。
まとめ
勉強が好きというのは大きなメリットにはなりません。
そこに執着することはあまり意味のないことです。